



『すきなこと にがてなこと』
作:新井洋行
絵:嶽まいこ
それぞれに違う好きなことと苦手なこと。一緒に手伝い支え合いつながっていく。テンポよく楽しく読めてハッとする絵本。
《出版社紹介文より》
「すき」も「にがて」もありのままでいい。ちがいが輝く世界を描く絵本-。
ぼくはスポーツがだいすきだけど、みんなの前で発表するのはにがて。そんなときはりんちゃんがいっしょに発表してくれる。でも、りんちゃんは動物がにがて。そんなときはけんちゃんがてつだってくれる。けんちゃんはうたうのがにがてだけど、ソフィアちゃんのそばでうたえば大丈夫……
そんな風にしてクラスの友だち、家族、町の人や、世界じゅうの人とも、「ぼく」はつながっています。
誰にでも好きなこともあれば、苦手なこともある。それぞれに違っているからこそ、人々が支えあい、つながりあうことができます。
「にがてなこと」があっていい。多様な人々が共生をめざすこれからの社会を生きる子どもたちに、自分を認め他者を認め、支えあうことの素敵さを伝える絵本です。
発行:くもん出版
発行日:2021年2月
サイズ:A4変型判 238x220mm/32p
嶽まいこ
1985年石川県出身。金沢美術工芸大学卒業。書籍の装画などを手がけるほか、個展で作品を発表。2015年に『なんてことないふつうの夜に』で漫画家デビュー。児童書の仕事に『緑の霧』(作・キャサリン・ヴァン・クリーヴ/訳・三辺律子)、漫画に『世にも奇妙なスーパーマーケット』などがある。
http://dakemaiko.com