『ライオンとタカとアリになった男の子』
文:菱木晃子
絵:MARUU
旅に出た男の子がライオンとタカとアリに出会い、それぞれに変身できる力をもらいます。登場するお姫様の色っぽさ、恐ろしくも憎めないトロルの存在感が素晴らしい。淡く細やかでありながら輝きを放つ絵の力。知る人ぞ知るノルウェーの昔話を菱木晃子さんによる再話とMARUUさんの絵で織りなす美しいタペストリーのような絵本です。
《出版社からの紹介文》
動物たちから、ライオンにも、タカのにも、アリにも変身できるという不思議な力をもらった男の子。早速タカに変身した男の子ですが、お城で暮らすお姫さまに捕まってしまいます。変身する力を使ってお姫さまと話す機会作った男の子は、お姫さまが恐ろしいトロルや竜に苦しめられていることを知り、まずは竜退治にでかけますが…。
編集:鈴木加奈子
デザイン:中嶋香織
発行:BL出版
発行日:2019年11月20日 第一刷発行
サイズ:300x220mm/40p
マルー(MARUU)
多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業後、University of Arts London Camberwell Collage of Artsにてイラストを学ぶ。2008年より祖母の名「まる」から名前を頂戴し、MARUU(マルー)として絵の活動を始める。書籍の装画や挿絵で鉛筆、水彩、サインペンなどつかって緻密で幻想的な世界を描く他、オリジナルの絵詩集や漫画なども制作している。
http://maruu.illust.jp