




『おひさま わらった』
きくちちき
きくちちきが伸びやかに描く自然と生きものたち。木を彫って生まれた絵は画家の手と自然との共作であり、絵本を読む人も草木や動物たちと手を繋ぎ自然と溶け込むような心地になるのではないでしょうか。
まるで版画そのものを綴じたような鮮やかな色彩は、木版画の原画をもとに印刷で4色のインクが重ねられています。
《出版社の紹介文より》
草がゆれ、花はおどり、虫や蝶のささやきが聞こえる森へさんぽにでかけよう。すべてのいのちたちとつながって、どこまでも歩いていける――きくちちきが木版画で描く、たいせつな思い。
装幀:サイトヲヒデユキ
発行年:2021年3月
出版社:JULA出版局
仕様:上製本/30×24cm/36p
きくちちき
1975年北海道生まれ。絵本作家。2012年『しろねこくろねこ』(学研)『やまねこのおはなし』(作・どいかや/イーストプレス)でデビュー。『ぼくだよぼくだよ』(理論社)など。2013年ブラティスラヴァ世界絵本原画展(BIB)にて『しろねこくろねこ』が金のりんご賞を受賞、2019年『もみじのてがみ』BIB金牌受賞。