『ねこまたごよみ』
作絵 石黒亜矢子
ねこまた一家の歳時記が画面いっぱい余すとこなく愉快に描かれています。人間界と比べつつ隅々まで楽しめる一家に一冊な絵本。繰り返し読みたくなる仕掛けも◎ねこまただけに2月始まりなのもいいですね。
出版社からの紹介文---------
今年生まれたばかりの、ねこまたの五つ子ちゃん。その成長とともにお話が進みます。
2月22日「ねこの日」は盛大なパレードでお祝いし、弥生にはおひにゃさまの座をきそう「ひにゃまつり」。霜月には「またたびまつり」を楽しんで、師走には目玉チキンで「クリスニャス」! 人と似ているようでちょっと違う愉快な1年間を、1か月1見開きの緻密な絵で紹介。季節の植物や食べ物もたくさん登場。中にはねこまた独自の奇妙な物も……。
隅々まで細かく描かれた絵を眺めながら、家族で絵探しをしたり、行事の言葉を覚えたり。大人も子どもも、読み始めたら、癖になること間違いなし! 1年中ねこまたの世界に入りこんで楽しめる、没入型絵本です。
巻末にお誕生日ねこまたの絵探しつき。
装丁:大島依提亜
発行:ポプラ社
発行日:2021年12月 初版第一刷
寸法:263 x 216mm/36p
石黒 亜矢子(いしぐろ あやこ)
1973年、千葉県生まれ。絵描き。本の装画、挿絵などで活躍。著書に『平成物の怪図録』(マガジンハウス)、飼い猫と家族の日常を描いた「てんまると家族絵日記」シリーズ(URESICA)、絵本に『とうふこぞう』(作・京極夏彦 岩崎書店)、『ばけねこぞろぞろ』(あかね書房)、『いもうとかいぎ』(ビリケン出版)、『おおきなねことちいさなねこ』(好学社)、『現代版絵本御伽草子 付喪神』(著・町田康 講談社)、『どっせい!ねこまたずもう』(ポプラ社)がある。