






新装版『うさぎのルーピースー 』
著者:どいかや
★サイン本
「朝おきると 机のしたで うさぎが 死んでいました」
作者の体験から語られるある日のおはなし。
お日さまの光に色づくうさぎのルーピースー。
自然の中の死と再生を静かに鮮やかに描く。
緑のなかに生命の輝きと循環を思う美しい絵本。
《出版社の紹介文より》
朝起きると、私の家の机の下でうさぎがしんでいました。埋めてあげようと外に出ると、うさぎの体が輝いて見えました。まるで「鹿皮色(ルーピースー)みたい」。私はルーピースーの絵を描いて、庭に埋めてあげました。1年後に土にかえったルーピースーで野菜をつくって、みんなでいただこう。そう考えるとわたしは心からルーピースーがうらやましいと思いました。自然のなかにある死と再生を、静かに鮮やかに描いた1冊。
2006年小学館より刊行された絵本を、新たな表紙で判型を一回り大きくしした新装版。巻末に書き下ろしの「小さなうさぎの物語」を掲載。
発行:2023年10月19日
出版社:ほるぷ出版
仕様:上製本/20.2x20.2cm/32P
初出:2006年2月「うさぎのルーピースー」小学館
どい かや
1969年、東京都に生まれる。東京造形大学デザイン学科卒業。千葉県在住。猫たちと暮らす日々の中から、自然や生き物への愛情あふれる絵本を発表している。『アイヌのむかしばなし ひまなこなべ』(文・萱野茂/あすなろ書房)が産経児童出版文化賞産経新聞社賞を受賞。