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『ねこのニャンルー』
作・絵:どいかや
ニャンルーはおばあちゃんに教わりながら、おじいちゃんのセーターをほどいた糸でマフラーを編みます。秋の景色、おさかなフライ、ファッションショー、ねこたち。ときめきが詰まったあたたかい絵本。
《出版社からの紹介文》
ニャンルーは、森のコナラの木の下の家に、お父さんとお母さん、そしてまだ小さいふたごの弟たち、ニャンクーとニャンムーといっしょにすんでいます。
ある日、ニャンルーがじぶんでつった魚をおばあちゃんの家にもっていってあげると、おばあちゃんはニャンルーたちのためにぼうしを編んでいるところでした。
それを見て、「わたしも編みものしてみたいな」というニャンルーに、おばあちゃんはたんすのおくから、なくなったおじいちゃんのセーターを出してきました。
その青いセーターの毛糸をつかって、ニャンルーに編みものをおしえてくれるというのです。
まずセーターをほどいて、毛糸をお湯につけてから干しました。こんどはそれを巻きとって大きな毛糸玉をつくります。
それから、ニャンルーはおばあちゃんにおそわって、マフラーを編みはじめました。おじいちゃんのセーターだった毛糸をぜんぶつかって、長い長いマフラーにするのです。
色鉛筆で愛情をこめて描かれたニャンルーたちの森の暮らし。手仕事の楽しさや、思い出によってつながる家族のあたたかさを描いた絵本。
発行日:2019年9月 初版第一刷
出版社:偕成社
寸法:25cm×19cm/32p
どい かや
1969年、東京都に生まれる。東京造形大学デザイン学科卒業。千葉県在住。猫たちと暮らす日々の中から、自然や生き物への愛情あふれる絵本を発表している。『アイヌのむかしばなし ひまなこなべ』(文・萱野茂/あすなろ書房)が産経児童出版文化賞産経新聞社賞を受賞。