『なみのいちにち』
作・絵:阿部結
★サイン本
なみと出会う人々の笑顔、聴こえてくる音、刻々と変化する海原の色。一編の映画を観たような余韻にひたる。生きることすべてを受け止めてくれる、海のように広く深く愛しい絵本。
《出版社からの紹介文》
さん ささーん。わたしは、波。波の1日は忙しい。朝一番で船を沖へと送り出し、さざ波で泣く子をあやす。いたずら小僧と鬼ごっこした後は、海水浴で賑わう浜辺で大はしゃぎ。昼下がり、まどろみから目をさましたら。海ってほら、不思議な出会いがあるでしょう。あなたも海へ来れば、きっとわかるはず。そして、夕陽が沈み、闇がきて、満月が顔を出すとき…? 海の町で育った注目の新進作家・阿部結が、詩情豊に描き出す、やさしく、美しい海の絵本。
発行年:2022年6月
出版社:ほるぷ出版
仕様:上製本/290x 230mm/40p
阿部結(あべ ゆい)
1986年宮城県気仙沼市生まれ。中学校で美術教師を務めていた画家の父の影響を受け、幼少のころから絵に親しんで育つ。パレットクラブスクール、あとさき塾にてイラストレーションと絵本制作を学び、書籍装画や演劇の宣伝美術などを数多く手掛ける。イラストレーションの仕事に『世界不思議地図 THE WONDER MAPS』『サラリーマンのごちそう帖』(ともに朝日新聞出版)、絵本の作品に『あいたいな』(ひだまり舎)、『ねたふりゆうちゃん』(白泉社)、『おやつどろぼう』(こどものとも2021年8月号 福音館書店)、『おおきなかぜのよる』(ポプラ社)がある。東京都在住。
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