『あっちの耳、こっちの目』
絵とおはなし ミロコマチコ
山形ビエンナーレでミロコマチコさんが制作した山車型の立体作品『あっちの耳、こっちの目』をもとに作られた本の新装版。
山形市民有志が東北のあちこちから集めた116話から野生動物(カモシカ、クマ、ウサギ、とり、ヘビ、コウモリ)にまつわる「ほんとうにあったおはなし」から1話をミロコさんが選び、その対になる「野生動物が見た人間のおはなし」をミロコさんが創作し並べて掲載しています。
展覧会で山車に描かれた絵がジャバラで立ち上がる。
屏風のように並べて読むのも楽しい。
《出版社の紹介文より抜粋》
人気絵本作家にして、画家としての活躍にも注目が集まる著者が、東北の人たちから聞いた野生動物にまつわるおはなし(あっちの耳)と、動物から見た創作のおはなし(こっちの目)を表と裏で対にして、広げてたのしむじゃばら式の絵本に仕立てました。紙芝居の前に座って、これからはじまる物語にワクワクするように、じゃばらをめくってパタパタ広げて、ぜひ声に出しで読んでください。そうやって、あっちの耳とこっちの目の世界に触れたら、きっと動物側の物語にも想像がふくらむことでしょう。本書は、たいせつな方へのプレゼントや親しい人への読み聞かせに最適な絵本です。
「カモシカ」「クマ」「ウサギ」「トリ」「ヘビ」「コウモリ」の6冊の絵本と、まえがき付きの別刷解説書を、オリジナルスリーブケースに収納しました。
装丁:宮古美智代
発行日: 2022年07月22日
発行:カノア
仕様:A4変型判/201x297mm 厚さ16mm/104p
じゃばら式絵本(16×128㎜、16p)
6冊と解説書(520×336㎜、四折り)をスリーブケースに収納
ミロコマチコ
1981年大阪府生まれ。生きものの姿を伸びやかに描き、国内外で個展を開催。絵本『オオカミがとぶひ』で第18回日本絵本賞大賞を受賞。『てつぞうはね』(ブロンズ新社)で第45回講談社出版文化賞絵本賞、『ぼくのふとんは うみでできている』(あかね書房)で第63回小学館児童出版文化賞をそれぞれ受賞。ブラティスラヴァ世界絵本原画ビエンナーレ(BIB)で、『オレときいろ』が金のりんご賞、『けもののにおいがしてきたぞ』(岩崎書店)で金牌を受賞。そのほかにも著書多数。第41回巌谷小波文芸賞受賞。
http://www.mirocomachiko.com