








『小菅幸子 陶器の小さなブローチ』
著者:小菅幸子
作家の視点を通して見つめる自然、生きもの、人、もの、世界。小菅幸子さんの作品が生まれる背景や場所の空気まで感じられる一冊です。
素朴で愛らしい作品の芯には真っ直ぐな強さがある。ブローチを付けると幸子さんの物語の一部を胸にするような喜びが湧きます。
ブローチの素敵な写真はもちろん、水彩画や猫のレモンちゃんもたくさん見れてうれしい。
《出版社の紹介文より》
愛おしく、心くすぐる、豊かなブローチの世界
三重県津市のアトリエで、主に陶器のブローチを制作している小菅幸子さん。モチーフは庭の草花や野菜、猫のレモンやウーパールーパーのザリちゃん、散歩道や旅の途中に出会った風景など、日々の暮らしのなかに在るもの。細やかで複雑な造形、可愛さのなかに野性味や憂いを秘めた優美な色づかい、二つとして同じものがない陶器ならではの風合いで、多くのファンを魅了しています。
そんな小菅さんの多彩なブローチをじっくりと味わえるようにと、この本をつくりました。陶芸のことや暮らしのことを綴った書き下ろしエッセイにも独特の瑞々しい感性が光っています。巻末にはこれまで作ったブローチに一点一点本人の言葉を添えた作品リストを掲載。小菅幸子さんのブローチの魅力が隅々までたっぷりと詰まった初の作品集です。ファンの方にも初めての方にも手にとっていただきたい、小さいけれど贅沢な一冊になりました。
愛おしいもの、美しいもの、心の中をくすぐられるもの。
集中と脱線を繰り返し、
真面目に不真面目に陶器をつくり続ける日々。
嬉しい日も悲しい日も胸につけると一日中、
心があたたかくなるブローチをめざして。
―小菅幸子
出版社:風土社
発売日 : 2023年7月20日
仕様:ハードカバー : 160p
寸法:B5変形/15.5 x 16.8x 1.5cm
小菅幸子 Sachiko Kosuge
1977年、三重県津市生まれ。2006年より陶芸を始
める。2011年に愛知県窯業技術専門校卒業後、愛
知県瀬戸市で本格的に制作をスタート。2016年に
は三重県津市に窯を構える。ブローチやフェーヴを
はじめ、近年は陶板、器、人形など幅広く手がけ、日
本各地のギャラリーやショップで個展を開いている。
https://kosugesachiko.com