『輪郭をなぞる』
著者:安藤智
《出版社紹介文より》
よく見えているから見えるものがあって、
よく見えているから描けるものがある──
東京を拠点に活動する画家・安藤智による作品集。安藤は油彩、ドローイングを中心に作品制作をしているが、本書にはドローイングの新作がまとめられた。木々や花、草木、空などのモチーフが色鉛筆でのびのびと、ユニークな形で描き出されている。
「私がゆるく続けていることのひとつにスケッチがある。その場所に出向いて絵を描くということ、そこで直に見ることができるものや見えているものを、私はとても頼りにしているところがある。スケッチをはじめる前の、ただ同じように並んでいて、全部が見えているだけという状態に期待している。よく見えているから見えるものがあって、よく見えているから描けるものがある。スケッチをするとこういう感覚を思い出すので面白い。」──『輪郭をなぞる』より抜粋
英訳:ミヤギフトシ
アートディレクション:藤田裕美
発行日:2024年1月
出版社:FUJITA
サイズ:A4変形 229mm × 303mm
仕様:ハードカバー/64P/シュリンク加工
安藤智 Tomo Ando
画家。大阪府生まれ。東京都在住。京都峨峨芸術大学短期大学部専攻科混合表現コース卒業後、同校附属芸術文化研究所研究生修了。油彩、ドローイングを中心に作品を制作。個展や、書籍の装画などのイラストレーションとして発表。作品集は『DOG DOG DOG DOG』、『安藤智作品集』など。
http://tomoando.com