『つっきーとカーコのかぞく』
絵・文:おくはらゆめ
★サイン本
《出版社の紹介文より》
つっきーとカーコのかぞく
つっきーとカーコ、おまつりにいく
つっきー、てがみをかく
カーコのいえで
つっきーとカーコのかぞく
おまけ
ねこのつっきーとからすのカーコはおさななじみ。けんかしたことも、仲直りしたことも、数え切れないほど。ある日、カーコが家出をした。お父さんもお母さんも、双子のたまごに夢中で、自分をかまってくれないという。カーコがつっきーの家の子になると宣言した矢先、「たまごにひびが入ったから帰っておいで」と電話があり、大慌てで家路についたカーコ。
「カーコちゃん、つっきーちゃん、こっちに来ていっしょにあたためてくれる?」お母さんにたのまれて、ふたりで一生懸命たまごをあたためていると、ついにたまごが割れて……。
心の機微を読み取るふたりの絶妙なやりとりがやさしく心に響きます。家族のあたたかさ、大切さがしみじみと伝わってくる作品です。
シリーズ第3弾の今作では、カーコの家にふたごの赤ちゃんが誕生するまでを、ユーモアあふれるあたたかい視点で描きます。みんなそれぞれ、大きなかぞく。みんなが笑顔で新しく誕生したいのちを囲みます。そして、ねこのつっきーのお父さんも初登場!
全4話収録。漢字すべてにふりがなつきの低学年向け童話です。
発行:2024年5月21日
出版:佼成出版社
仕様:上製本/A4変形 16 x 20 cm/64p
おくはらゆめ Yume Okuhara
1977年兵庫県生まれ。『くさをはむ』(講談社)で講談社出版文化賞絵本賞、『シルクハットぞくはよなかのいちじにやってくる』(童心社)で日本絵本賞、童話『わたしといろんなねこ』(あかね書房)で小学館児童出版文化賞を受賞。絵本に『ワニばあちゃん』(理論社)、『やきいもするぞ』(ゴブリン書房)、『おしょうがつのかみさま』(大日本図書)、童話に『よるのまんなか』(理論社)、『きつねのしっぽ』(小峰書店)など。NHK Eテレ『おかあさんといっしょ』の月の歌「ようかいしりとり」や「くだものたろう」の作詞やイラストなども手がける。