SOLD OUT
《重版出来しだい再入荷します》
『思いどおりにいかない』
作・絵 坂本千明
★サイン本
「思いどおりにいかない」とは決してネガティブな意味だけではない。人生半ばを過ぎた(と自分で思う)頃から、だんだん手放せて楽になれるものだったりもする。生活、仕事、家族、猫…ひとりの人生の足跡に読む人も自らを振り返るように入り込み、読ませるエッセイ。
イラストレーターで版画家の坂本千明さんが様々な機会で書いた文章と書き下ろしをまとめた一冊。紙版画で描いた挿絵の猫もすみっこにいます。
《著者ブログより転載》
40代から50代にかけて経験した両親の介護や看取り、実家売買、飼い猫の闘病、自分や版画のことなど、全く思いどおりにいきませんな……な日々を展示やブログ、webのお仕事などで綴ってきた文章と、今回書き下ろしたものをまとめました。後ろをふり返りながら前向きにあきらめたような、我ながらなんとも陰気で鬱陶しい本となりましたが、私が本を作ろうとする時は大抵自分自身をひと区切りさせたいタイミングにあるようで、お陰様で完成した今私は勝手にスッキリとした気持ちでおります。(が、もし読んでくれようという方がいらしたら、それに付き合わせてしまい恐縮です。)
http://sakamoto5.exblog.jp/
《目次》
・まえがきと肩書き
・思いどおりにいかない
・組織について
・ラストラリー
・道行
・夢の父
・名前を知らない酒屋
・あの家のはなし
・私のオーラ あとがきにかえて
発行日:2024年12月1日 初版/*お届けは第2刷
発行者:坂本千明
印刷・製本:西村謄写堂
仕様:B6/並製本/64p
坂本千明 Chiaki Sakamoto
1971年生まれ。イラストレーター/紙版画作家。青森県出身。東海大学教養学部芸術学科デザイン学過程卒業。大学在学中よりイラストレーターとしての活動を開始。2009年より紙版画の手法を用いた作品制作を始め、同時に猫との暮らしが始まる。著書『退屈をあげる』(青土社)『おべんとう たべたいな』『ぼくはいしころ』(岩崎書店)『ねこのねえ』(自費出版)など