







『オアハカの動物たち』
VINTAGE OAXACAN WOOD CARVING
著:岩本慎史
写真:安彦幸枝
メキシコの工芸品オアハカン・ウッドカーヴィング。1940〜50年代にマヌエル・ヒメネスが土産物として作り始めた木彫りの動物たち。芸術家たちが魅了され蒐集した130点を収録。素朴で大らかな表情と佇まいに心掴まれます。
《版元の紹介文より》
オアハカン・ウッド・カーヴィング 初期の色彩と造形
手工芸の宝庫といわれるメキシコ・オアハカ州。20世紀半ば、一人の男が作りはじめた木彫りの動物たちに、ミッドセンチュリーを代表するデザイナー、アレキサンダー・ジラードが早くから注目した。今ではメキシコを代表する工芸品となったオアハカン・ウッド・カーヴィングだが、初期のものはマチェテ(山刀)を使った粗い彫りと、釘で打ちつけただけの手足や尻尾、アニリン染料の味わい深い褪色など、なんとも言えずおおらかで、日本でも多くの作り手に愛された。本書では、濱田庄司・堀内誠一・柚木沙弥郎・柳宗理・山本教行らの蒐集品を含む130点の動物たちを紹介する。
2023年7月22日
発行:大福書林
A5上製 15.5 x 21.5 cm/160p/フルカラー