『ゆきのひのさんぽ』
作・絵:とりごえまり
初雪の散歩道、そらくんと猫のチャイはちいさな雪だるまを作ります。翌日、目や口の木の実が消えていました。いったい誰が?と隠れていると…消えたわけを知ったそらくんは、いいことを思い付きます。
作者が日ごろから愛情をもって観察している植物や動物たちが丁寧に描かれ、物語の世界に溶け込み、読む人を散歩へ誘います。しんしんと降る雪の音なき音や空気感。自然と生きものを愛おしく思い、喜びを分かち合う気持ちがやさしく満ちた絵本。白い雪、青みがかったペールグレーの空、植物の緑、赤い帽子、オレンジ色のチャイなど、色もとても美しく印象的です。
デザイン:名久井直子
出版:アリス館
仕様:上製本/A4変形/25.8 x 21.8 cm
発行:2025年11月30日
とりごえ まり Mari Torigoe
1965年、石川県に生まれる。金沢美術工芸大学商業デザイン科卒業。
作品に、「しんくんとのんちゃん」シリーズ『かいぶつのおとしもの』『空からのてがみ』『雨の日のふたり』、『くまさんアイス』(アリス館)、『月のみはりばん』(偕成社)、『げんきになったよ こりすのリッキ』(文・竹下文子 偕成社)、『ネコのラジオ局』(教育画劇)、「ハリネズミのくるりん」シリーズ(文溪堂)などがある。
絵本の他に、広告、装丁、小児科ホスピタルアートの絵なども手がける。近年は個展開催、グループ展に参加も多数。石川県在住。