『猫とウサギと龍の本』
著:松浦寿輝
絵:庄野ナホコ
動物たちが主人公の4つのお話。可笑しみある文章に引き込まれながら、切なく愛おしい気持ちに胸が掴まれる。装画と挿絵は庄野ナホコさん。
《出版社からの紹介文より》
図書館勤めのブチ猫は対猫関係に悩み(「猫の本」)、屋根裏のハムスターは海獣図鑑に夢中(「龍の本」)――「川の光」著者が若き日に紡いだ四篇が特別な一冊に。消えない火を心に灯す物語。
「猫の本」図書館に勤めるブチ猫は引っ込み思案で対猫関係に悩む日々……
「ウサギの本」ある日帰宅すると、年とったウサギが私のアパートの押入れの中で古本屋を店開きしていた……
「龍の本」屋根裏に住むハムスターは宿主の「先生」が外出すると、そろりそろりと部屋に降りてきて、『龍の本』を繙くことに至上の喜びを感じており……
「あやとり」東京に焼夷弾の降ったその日、仔猫兄弟は川辺で震えながら異常な光に打たれていた……
発行年:2025年12月8日
出版社:中央公論新社
仕様:13.1 x 19.1 x 2.5 cm/ハードカバー/144p