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アサノタカオ 随筆集
『読むことの風』
著:アサノタカオ
装画・本文イラスト:nakaban
ブラジルでの暮らしや奄美への旅を経験してきた著者が「本のない世界」から贈られた大切な学びを「本のある世界」で実践するサウダージ・ブックス。編集人アサノ氏のことばを集成した随筆集。nakabanさんのコップの絵が文章に潤いを添える。
《出版社紹介文より》
固有の時間を生きるひとりのことば。それを自分自身の内にも探してみようと思い立った。すると、旅と読書の記憶に行き着いた。ことばの通じない異国を旅すること、知らない内容の書かれた本を読むことは、慣れ親しんだ世界から切れて、ひとりきりになるさびしさをともなう。しかしそのさびしさと引き換えに、ぼくは未知の世界へつながる喜びを得たのだった。
——アサノタカオ
「旅と読書は、「本当に大切なこと」を、さびしさに震えるきみに教える」。サウダージ・ブックスの編集人である著者が書籍や雑誌、リトルプレス、ウェブマガジンに寄稿したエッセイ、コラム、旅のノートに記したことばを集成した随筆集。ひとりになって自分自身を見つめ直す時間のなかで、世界や他者につながることの意味を問いかける。
購入者特典の付録には、夏葉社の島田潤一郎さんとの対談「ことばは個人的なちいさな声を守るもの」を掲載。
2020年10月21日 初版第1刷発行
発行:サウダージ・ブックス
装丁・組版:納谷衣美
編集 A.N.
装画・本文イラスト nakaban
印刷・製本 株式会社イニュニック
仕様 46判変形(幅122mm*縦188mm)/128ページ/並製
アサノタカオ
1975年生まれ。編集者。大学卒業後、2000年からブラジルに滞在し、日系移民の人類学的調査に従事。2009年よりサウダージ・ブックスの編集人をつとめるかたわら、現在は新泉社・野草社で詩人・山尾三省の本などの企画編集を担当している。
https://www.saudadebooks.com
nakaban(なかばん)
1974年広島県生まれ。画家。旅と記憶を主題に絵を描く。絵画作品を中心に、イラストレーション、絵本、文書、映像作品を発表する。新潮社「とんぼの本」や本書の著者・辻山良雄氏の本屋「Title」のロゴマークを制作。主な著書は書籍「窓から見える世界の風」(福島あずさ著/創元社)、絵本「よるのむこう」(白泉社)「ぼくとたいようのふね」(BL出版)など。
http://www.nakaban.com