『あらしかみなり』
作・絵:きくちちき
竜と雲と風がけんかして嵐が起きた
自然の力に対する畏敬を大迫力で描くきくちちき新作絵本。言葉が織り込まれた絵は斬新でありつつ、発掘された古い神話のようにも感じます。今までにない絵本体感。
《版元の紹介文より》
夜の山。竜と雲と風がけんかになった。激しい稲光と雷鳴、強風と豪雨が渦を巻き、木が倒れ、川はあふれ、生き物たちは流された。けんかがおわった。空は何もなかったかのように晴れ渡り、生き物は再び輝きだした。
デザイン:サイトヲヒデユキ
発行:2024年4月19日
版元:小学館
仕様:上製本/20.6 x 30.8 cm/32p
きくちちき
1975年北海道生まれ。絵本作家。2012年『しろねこくろねこ』(学研)『やまねこのおはなし』(作・どいかや/イーストプレス)でデビュー。『ぼくだよぼくだよ』(理論社)など。2013年ブラティスラヴァ世界絵本原画展(BIB)にて『しろねこくろねこ』が金のりんご賞を受賞、2019年『もみじのてがみ』BIB金牌受賞。