






『おはなしはどこからきたの? 南アフリカのむかしばなし』
文:さくまゆみこ
絵:保立葉菜 ★サイン本
子どもたちに「おはなし」をせがまれたマンザンダバは「おはなし」を探す旅に出ます。文字がなく口語伝承で生きる知恵を伝えてきた南アフリカの昔話を、保立葉菜さんが鮮やかで腰のある美しい木版画で描きます。
《版元の紹介文より》
子どもたちに〈おはなし〉をせがまれたマンザンダバは、〈おはなし〉を探しに出かけます。動物たちにたずねてまわりますが、なかなか見つかりません。ウミガメの背に乗って、海の底へつれていってもらうと、そこには・・・。かつて文字を持たなかったアフリカの人々にとって〈おはなし〉は、風習や歴史を伝え、自然を解釈し、子どもたちに生きる知恵を与える、文化の土台でした。南アフリカのズールーの人びとに伝わるむかしばなしです。
編集:鈴木加奈子
装幀:中嶋香織
2024年11月29日 初版第1刷
発行:BL出版
仕様:30×22cm/上製本/33p
保立葉菜 Hana Hotate
木版画作家。1983年、東京生まれ。展示・装画・挿絵などで活動中。主な装画の仕事に、「阿呆の鳥飼」「大貧帳」内田百閒(中公文庫)、「まいにち中国語 2018」(NHK出版)など、絵本の仕事に「藤吉じいとイノシシ」椋鳩十(理論社)など。