『銀座』
文:外間隆史 版画:柳本 史
★Wサイン本
《版元の紹介文より》
■小社ロングセラー『雨犬』の版画家・柳本 史と想像家・外間隆史とのコラボレーションによる新作。
柳本 史の新境地とも言える渾身の彫り下ろし多色刷り版画が言葉では触れられない感情をそっと描き出し、外間隆史の文章はまるで塵をあつめて音符に変えていくように過ぎ去った時間を美しく拾い上げます。
■舞台は、戦前から戦中にかけての銀座。
詩を綴りながら静かに暮らしていた純は、1945年の銀座空襲の直前、黒猫とともに忽然と姿を消します。
彼女の面影を追い続ける年老いた夫とその孫娘・野々による対話。ふたりのあいだに交わされる、過去と現在/言葉と沈黙の往復……。
■初の試みとして英訳の掲載が実現。
松本清張、青山七恵、滝口悠生らの翻訳を手掛ける英国人翻訳家・ジェシー・カークウッドによることばの余白に詩が宿るような訳業は「日本語原文よりも感動する(外間談)」ほどの名訳。もうひとつの『G I N Z A』が息づいています。
【HOMEMADE series】
●通常なら埋もれてしまうような些細なアイデアも最小限の単位で具体に転じていく試み。
●『雨犬』の次作となる作品の来年1月発表に向けて準備を進めていく中、共著者ふたりがまったくべつのストーリーを発見、簡素なつくりでの書籍化を思いついたことからHOMEMADEの発想が生まれました。
●音楽で言えばシングル盤、または2分にも充たないピアノ曲のように繰り返し楽しむことをめざした小品です。
【普及版】
発行:8月15日
判型:B6変型
仕様:中綴じ(32P/オールカラー)+厚紙表紙+カバー(オビ)
版画:11点(表紙含む)
【100部限定版】→こちら店頭販売優先
発売日は現在未定。SNSにてご案内します。
柳本 史による葉書サイズ・サイン入り生版画(本編には含まれていない彫)価格:12,500円+税
柳本史 Fumi Yanagimoto
大阪府藤井寺市に生まれる。武蔵野美術大学大学院にて彫刻を学ぶ。
版画集『ひなたのにおい』(目の眼)2020年出版。
東京郊外に家族・犬3匹・猫1匹・アヒル2羽・カメ1匹と共に暮らす。
instagram.com/fumiyanagimoto
外間隆史 Takafumi Sotoma
東京生まれ。永らく音楽プロデューサーとして活動。自身の音楽作品に『裏庭』(1999)『サンビカ』(2000)『雲の箱』(2003)[ジェマティカ・レコーズ]がある。以後アート・ディレクターとして活動。2013年、ウェブ・サロン〈焚火社〉を主宰。音楽/アート/文芸で表現する作家らの作品発表の場として現在も継続している。2017年、〈未明編集室〉を起ち上げ、『未明01』『未明02』、および『原民喜童話集』を編集/刊行。2021年、遊佐未森『潮騒』[ヤマハミュージックコミュニケーションズ]の共同プロディースで17年ぶりに音楽制作を行う。
twitter.com/mimei_dp