








『とおいまちのこと』
植田真・作
nakaban・絵(一部、植田真)
手紙を受け取った「ぼく」と、手紙を書いた「ぼく」
2014年の二人展「夜明けまでにはまだ時間がある。」より5年。二人の画家の往復書簡から、2冊の絵本が生まれました。
植田真さんとnakabanさんが文と絵を入れ替え手がけた2冊。それぞれ一部分だけ本人の絵になる場面があります。読み進める中で感じる奇妙な引っかかり。それがもう1冊に出会うことでハッと頭のなかで繋がり世界が立体的に浮き上がってきます。ループしても読めるし、時空が無限に広がるようにも感じられる。2冊は分かちがたく繋がっていますが、どちらも独立した絵本としてお楽しみいただけます。
装幀:名久井直子
発行:佼成出版社
2019年6月 第一刷発行
寸法:226x191mm
仕様:上製本/32p
ふたつの絵本の世界が交差するとき、物語は静かにひろがっていく――。絵本作家の植田真、nakabanが互いの物語に絵を描いた、今まで出合ったことのない画期的絵本。ぜひ、ふたつの世界を自由に行き来して楽しんでください。
(出版社紹介文より)