『夜の妖精 フローリー』
作:ローラ・エイミー・シュリッツ
訳:日当陽子
絵:さとうゆうすけ
幻想的な妖精のイメージで読み始めると出だしから過酷な試練。生き物たちも誰におもねることなく等しく誇りを持ち真っ直ぐに生きている。自然の厳しさと心の優しさが織りなす物語。さとうゆうすけさんが生き生きと描いています。
《出版社紹介文より》
ある晩、美しい羽をコウモリにかじられ、巨人(ニンゲン)の庭に落ちたフローリー。悲しみのなか、偶然目にした昼間の美しさに惹かれ、昼の妖精になろうと決意しますが…。弱くて強い、いじわるでやさしい。まっすぐな心で、世界を生き抜く妖精の物語。
2020年10月29日
発行:学研プラス
シリーズ:ティーンズ文学館
仕様:上製本/144p
ローラ・エイミー・シュリッツ
『Good Masters! Sweet Ladies!』でニューベリー賞、『The Hired Girl』でスコット・オデール賞を受賞。小学校司書、ストーリテラーとしても活躍している。
日当陽子
翻訳家。訳書に「魔女の本棚」シリーズ、「リトル・プリンセス」シリーズ、「ステラ・モンゴメリーの冒険」シリーズ、『ひみつの花園』、『耳の聞こえない子がわたります』、『ハリーとしわくちゃ団』など多数。
さとうゆうすけ
2008年に初個展を開催。以後、作品制作をつづけ、繊細で美しい画風が注目を集める。昔話や童話をモチーフにしたり、木彫、針金、陶器などの立体作品も手掛けている。絵本に『ノロウェイの黒牛』(なかがわちひろ文/BL出版)がある。